「星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート」の感想 Part 1(コンサート基本情報、開演前)です。
〈※ネタバレ注意〉
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
はじめに
2017年4月16日に、「星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート」の東京昼公演を鑑賞してきました。あらゆるカービィファンの思い出に残るような、すばらしい公演でした。
その感動を、テキストの形で残したく、ブログ記事にしてみました。コンサート鑑賞済みの方は、この記事を読んで、当日のことを思い出してもらえたらうれしいです(この記事はPart 1で、Part 6までつづきます。演奏プログラム本編については、Part 2~5で紹介しています)。
※演奏内容、MCタイムでのトーク内容等は、基本的に自分の少しあやふやな記憶に基づいて記事にしたものなので、内容に間違いがあればご指摘ください。特に、私はオーケストラや楽器に関する音楽的専門知識に詳しくないので、ぜひフォローお願いします。
基本情報
1992年4月27日に発売された、初代『星のカービィ』。その発売から25周年を記念して、2017年は様々なアニバーサリーイベントが開催。そんな中おこなわれた、25周年記念のメインイベントである、今回のオーケストラコンサート。
まずは、公式サイトで事前にアナウンスがあった事項を、あらかじめおさらいしておくことにします。
日時
日時は、2017年4月16日(日)。
ちなみに、その三日前の4月13日、ニンテンドーダイレクトにおいて、『みんなで!カービィハンターズZ』の配信開始、および二種の新作ゲームタイトル(『カービィのすいこみ大作戦』と、タイトル未定でニンテンドー3DS向けの新しい対戦アクション)が発表されていたため、その興奮覚めやらぬなかで公演当日を迎えた人も多かったのではないでしょうか。
開場は12:45、開演は13:30。混雑緩和のための、グッズ先行販売も催されました(10:00~12:00)。
座席
座席は、ドリームシート、S席、A席の3種類。
ドリームシートは、郵送でデザインチケット、さらに公演当日のチケット引き換え時に記念グッズがもらえたようです。
記念グッズは、立派な箱に入れられた、5種類のピンズ(カービィ25周年のロゴと、オーケストラコンサートメインイラストのカービィ・ワドルディ・デデデ・メタナイト)。
会場はオーチャードホール。大晦日の東急ジルベスターコンサート等でおなじみのコンサートホールですね。調べてみますと、収容人数は2150人。
個人的には、ミュージカル音楽のコンサート等で何回かお世話になっている会場です。
指揮:竹本泰蔵
指揮は竹本泰蔵さん。ゲーム音楽に造詣が深く、「ゼルダの伝説25周年記念オーケストラコンサート」など、ゲーム音楽のコンサートで幾度となく指揮をしておられます。古今東西のゲーム音楽を演奏する「PRESS START」の公演にも、毎回指揮者兼企画者として10年連続で登壇(他の企画者は、桜井政博さん、植松伸夫さん、酒井省吾さん、野島一成さん)。
私は一度だけ「PRESS START」の最終公演を鑑賞した経験があり、その際に一度竹本さんの指揮を生で拝見しています。
演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団。日本で最も歴史あるオーケストラとのこと。テレビでは、大晦日の東急ジルベスターコンサートでの演奏が有名でしょうか。
私は東京フィルの演奏を、映画音楽やミュージカル音楽のコンサート等で、何度か生で耳にしております。個人的には、「東京フィルの演奏」というワードを聞くと、すごく安心感をおぼえます。
以上のように、指揮は竹本さん、演奏は東京フィル、会場はオーチャードホール。これはカービィのオーケストラコンサートとして現在考えうる最高のものが揃っているのではないでしょうか。超豪華です。
スペシャルゲストは、ゲームデザイナーの桜井政博さんと、声優の大本眞基子さん。
桜井政博(ゲームデザイナー)
桜井政博さんは、ご存知、カービィや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの生みの親。
桜井さんは、私が尊敬してやまないクリエイターのひとりです。ゲーム性を突きつめる考え方(「リスクとリターン」など)・あっと驚くアイデア、また文章やお話がおもしろく、プレゼンもお上手なところに憧れています(私は桜井さんを「PRESS START」最終公演にて一度生で拝見しています)。
カービィのゲームシリーズの開発元であるハル研究所を、既に退社しておられる桜井さんですが、今回のカービィのアニバーサリー企画に、生みの親である桜井さんがいらっしゃるというのは、大変感慨深いものがあります。
私は大阪公演へも東京公演へも、まあ行けなくはないというような場所に住んでいるのですが、「桜井さんは東京公演のみの出演」という事前アナウンスがあったため、私はぜひ東京公演を観に行きたく、どうにか該当チケットを入手した次第です(東京公演終了後、大阪公演へも桜井さんの出演が決定しましたけれど)。
大本眞基子さんは、ゲームやアニメでカービィのお声を担当、幅広く活躍しておられます。特にゲーム関連では、他に『星のカービィ トリプルデラックス』に登場するクィン・セクトニア、『星のカービィ ロボボプラネット』に登場するスージー、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに登場するネス、『新・光神話パルテナの鏡』に登場する自然王ナチュレ等を担当しておられます。
思い返してみると、カービィに初めてボイスがついたのは、1999年発売の『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』。初代『星のカービィ』が発売されたのは1992年。すなわち、もともとボイスのなかった時代が7年ほどあって、その後スマブラで初めてボイスがついたわけです。こういう場合、「自分が今までイメージしていた声と、ちょっと違う」とガッカリする事態が発生しかねません。しかしながら当時、カービィの声に違和感を感じた記憶は私にはありません。それだけ、大本さんの声は、私のイメージどおりだったんですね(私が当時のことを覚えていないだけかもしれませんが)。
カービィはその後アニメ化され、TBS系列で二年間放送されました。土曜日の朝7:30、欠かさず見ていましたね(土曜日だけ早起きでした)。
アニメのカービィは、ゲームより幼い純粋無垢な赤ん坊のような設定で、「ぽよ、ぽよ」としゃべります。ゲームのカービィは中性的なボイスだったのに対し、アニメでは愛くるしいぽよぽよ純粋無垢な癒しボイス。そんな大本さんのぽよぽよボイスとアニメカービィとが組み合わさることで、カービィの幼いキュートな可愛さという魅力が一層磨かれると共に、カービィというキャラクターの幅がグッと広がったように思います。今でこそ、幼くキュートで可愛いイメージのカービィが、たくさんのグッズにデザインされて市場に出回るようになりましたが、アニメ放送以前、カービィの「幼いキュートな可愛さ」は現在ほどフィーチャーされていなかったように思います。
以上のように、大本さんは、現在のカービィというキャラクターの魅力アップに大きく貢献された方。今後のカービィシリーズに欠かせないお方なのです。
今回、大本さんがコンサートにゲスト出演されるということで、生で「ぽよ」を聞けるのではないかとドキドキでしたね。
MCは、でんぱ組. incの古川未鈴さんと、フリーアナウンサーの楪望(ゆずりは のぞみ)さん。
お二方とも、カービィは幼少の頃プレイしていて、思い出深いゲームソフトだったようです。
以上、事前アナウンスがあった基本情報でした。
公演当日(~開演前)
さて、公演日当日です。
グッズ先行販売待機列や開場待機列では、配信されたばかりの『カービィハンターズZ』をプレイしている方が多数みうけられました。すれちがい通信で、高レベルのカービィに助けてもらえたことが良い思い出です。
私は、グッズ先行販売で購入したパンフレットを、演奏前に読みませんでした。詳細なセットリストなど、事前にそういう情報を頭に入れるのは、なるべく避けたい性格でして。
開場
12:45に開場。
チケットを引き換えて会場に入った際、「演目中にアナウンスがあるまで開封せずにしばらくお持ちください」と記された袋が全員に配布されました。このような条件付のアイテムの演出があるなんて、なんだかワクワクしながらの会場入りでしたね。
ホール
ホール内。ステージ上後方に、大きなスクリーンが吊るされていました。スクリーンには、三日前のニンテンドーダイレクトでのカービィトピックス映像や、配信されたばかりの『カービィハンターズZ』の紹介映像等が、開演まで流れていた記憶があります。
カービィ25周年特集 [Nintendo Direct 2017.4.13]
みんなで!カービィハンターズZ 紹介映像
開演
13:30。開演の時間です。
登壇する演奏者。
会場が静まりはじめたところに、コンサートマスターが登場。
会場拍手。
そしてチューニング(音合わせ)。会場が息をのんで身構えます(身も蓋もないことを言いますと、このオーケストラ特有の一連の流れ、大好きです)。
指揮の竹本泰蔵さんが登場し、拍手で迎えられます。
あとは、タクトが振られるのを、演奏を、ただ待つのみ。
そして……。
(……Part 2へ続きます。↓からどうぞ)
htwmc.hateblo.jp