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【感想3】パワフルポップ。カービィ25周年コンサート(6/18大阪夜)

「星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート」の大阪夜公演感想 Part 3(プログラム7~9)です。

 

 

本記事は、前記事のつづきです。前記事(Part 2)はこちら。

 

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約20分の休憩の後、第二部がスタート。

7 カービィのエアライドメドレー

東京公演同様、第二部最初の曲を竹本さんの代わりに指揮したのは、『カービィのエアライド』の作曲に参加し、本公演の楽曲のほとんどを編曲なさった、酒井省吾さん。

 

「プランテス」、「マグヒート」、「伝説のエアライドマシン」と、どの演奏も東京公演より明らかにテンポが速くなっていて、原曲再現度がすごく高くなっていたように感じました。

MCタイム5

指揮を終えたばかりの酒井さん、竹本さん、そして大原萌さんが壇上に。

 

酒井さんは、先程の演奏で指揮のミスがあったと告白しておられ、すごーく申し訳なさそうでした。

たしかに、「マグヒート」と「伝説のエアライドマシン」の曲が切り替わるところで、一部の演奏者と指揮とが、一瞬ズレたような、なんか変な感じがしました。あと、曲の終わりも、ほんのちょっぴり、ビミョーに揃っていなかった気が。

 

酒井さん、一応ニコニコとしゃべっているのですが、内心、なかなかショックが大きかったのでしょうね、

 

「……実は、こう見えて、今の自分の心中、結構……ヤバイですw」

 

みたいなことをおっしゃっていた気がします。

竹本さんは、

 

「大丈夫大丈夫」

 

と酒井さんを慰めつつ、ちょっと明るい感じでいじっていたような記憶もあります。

ちなみに、リハーサルでも、振っていた指揮棒が飛んじゃうアクシデントがあったそうです。

 

つづいて、大原萌さんの話題に。大原さんは二年前(2015年)にハル研究所に入社し、カービィと同い年である25歳であると、楪さんから紹介されました。

 

また、入社して初めて作った曲が、『タッチ!カービィ スーパーレインボー』の「天かける虹」だったそうです。

 

私は、前回の東京公演を観た後でパンフレットを読んだのですが、パンフレットにも同様の記述がありまして。天かける虹は大原さんの作曲だったと知ったとき、すごく驚きました。

 

つづいて壇上では、「天かける虹」の作曲秘話が大原さんから語られました。

 

当時、大原さんの作った楽曲の監修を、酒井さんが担当していたそうなのですが、大原さんは酒井さんから何度もボツをくらったとのこと。

それが一ヶ月ほどつづいて、「クビにされるんじゃないか」とも思ったそうです(酒井さんが、「これ、パワハラじゃありませんからねw」と観客にフォロー)。

最後は、肩の力を抜いた感じでパッと閃いたようなものが、やっと採用され、それが「天かける虹」になったとのこと。

 

酒井さん曰く、当時大原さんが提出してくる曲は、「『この人は一体何歳なんだろう』と感じてしまうような、古い時代の演歌チックな曲」が多かったそうです。

 

そうやって生まれた「天かける虹」が、この二つあとのプログラムで、大原さんの編曲で、演奏されることになります。

8 星のカービィ 鏡の大迷宮参上!ドロッチェ団メドレー

以前の東京公演を聴いたあとで演奏の様子を思い返していたとき、「宇宙エリア」パートでは、スペースファンタジー感溢れる元曲の影響もあって、なんとなーく金管楽器も演奏に用いられていたような気がしたのですが、パンフレットによると、このメドレーの演奏は弦楽器のみとのこと。「金管楽器が使われていた」というのは、私の気のでした。

あらためて大阪公演で聴けた「宇宙エリア」。しっかり、弦楽器のみでした。


ドロッチェ団のテーマ」の演奏では、ムチのような「ベチン!」という音が特徴的に用いられていました。

 

私てっきり、この音はパーカッション奏者が鳴らしているものだとばかり思っていました。しかし先程書いたとおり、パンフレットによるとこのメドレーは全て弦楽器によるもの。パーカッション奏者の様子を観察してみたんですが、奏者は休んだまま。ステージ上を見ていると、あの「ベチン!」は、弦楽器から鳴っていた音だったと気づきました。

 

調べてみたところ、あの奏法は、おそらく「バルトーク・ピッツィカート」と呼ぶようで。弦を指で強くはじいて指板に当てると、あんな音が出るんですね。

9 ボールになったカービィメドレー

ここまでとちょっと趣旨が異なる、カービィのボール系ゲームの有名な曲を繋ぎあわせたメドレー。このメドレーのみ、編曲は大原萌さん。

 

「天かける虹」のパートは、先程作曲秘話を聞いていたからか、なんだかしみじみと聴き入っていまいました。

 

 

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……他記事と比べてちょっと文章量が少なめですが、プログラム10曲目以降は次回の記事で。

(……Part 4へ続きます>>>)